貪欲な京急百貨店

情報受発信拠点店舗「ranKing ranQueen(ランキンランキン)」が2005年4月7日(木)、上大岡駅直結の京急百貨店内に新規出店
http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/pdf/050317_1.pdf

 ランキンランキンといえば売れ筋・先買い商品をランキング形式で紹介するユニークなショップとして東急東横店に2001年にオープンしたお店。渋谷で覗いた事はあるけど、云ってしまえば『覗いて面白いお店』ではありました…購買意欲は湧きませんでしたが。ある意味“王様のアイデア”に似た雰囲気を持っていると云えましょうか。その後JR新宿駅店・自由が丘駅店・あざみ野駅店、大手町ビル店と順調に増えていたんですね。大手町は知らなかったなぁ。で、今度は上大岡の京急百貨店1Fに進出ですか。百貨店入居は初めてということで、今後の拡大戦略も語られていますがどうなるでしょうか。ちなみにJR新宿駅店はJR-Eとの業務提携と明記されていますが今回は京急との関係はないようで(サイトにも出てません)。
 ところで京急百貨店といえば1996年10月1日オープン、以後百貨店不況の中で『(2004年)12月現在、前年同月比で86か月連続売上増』(京急平成17年度第3四半期決算短信より)という脅威的?な業績を挙げていることでちと知られています。業態としてはヨドバシカメラ入店(99年6月)がその際たる例ですが、なんでも自前といった旧態の百貨店業と一線を画した手法を貪欲に取り入れています。一方で独自性は何処に…という気もしなくはないのですが。ともあれ、個人的には意地悪くもこの連続売り上げ増がいつまで続くのか密かに注目しているのでした…。