ザ・グレート・サスケ岩手県議

 昨年にプロレス試合会場の秋田へ移動する際に、「鉄道調査」として政務調査費を受けていたというお話。端的に聞くと、ナンだセコいな…と思ってしまうが、本人が見解を出していた。
http://www.alpha-japan.com/sasuke1.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050713i201.htm

  • 実際には東北、秋田新幹線の規格の違いや利用状況・駅ビルなどの調査及び鉄道に関する調査研究事業のため
  • 調査内容は ・「自由席復活」の必要性の状況調査 ・はやて及びこまちの両車両の特性の違いやバリアフリーの施工状況、ダイヤの適正な運行状況 ・二戸駅、盛岡駅秋田駅を主体に地域に及ぼす観光振興面及び中心市街地活性化対策面から見た影響状況等
  • 秋田でプロレスの大会が無くとも秋田に行く予定になっていた

 確かに、同サイト06/28付県議会一般質問の中で、昨年の日曜日に秋田駅に直結する秋田拠点センター「アルヴェ」を視察したとあり、この時のことと思われる(10/16は土曜なので翌日に視察したということか)。
 個人的には、プロレスと調査の日程をずらせばよかった、公私混同だ!という意見はどうかと。むしろ日常生活で何を感じるかは公私の別は無いはず。「視察」として誰かに会って云々であれば公的行事にはなるだろうが、それが無ければ線引きは難しいところ…といってもココで出てくるのが氏の「特殊性」。マスクを頑なに守ったのがここで効果発揮ということでは?要はあの風貌でキョロキョロしていれば少なからず記憶の片隅には残っているだろうから。そういったところでのアリバイ証明?(なんか違うな)が出てくれば、疚しいことはないのでは?
 まぁ、「自由席復活」を挙げるならグリーン車に乗らずとも、と下手なツッコミは入れられるだろうし、『公私混同と見受けられてしまうようなものをわざわざ提出する訳がなく、やましい事は何もないからこそ説明責任も自信を持って負うことが出来ると報告したものです』とも書かれているが、なんともセコい印象はぬぐえないというか、であればその他の支出はどうなんだ?とも穿ってみてしまう。
 まぁその後、政務調査費問題が他の議員にも拡大している様子、一石を投じたという意味では大きいが、なにはともあれココはひとつ、サスケ議員に「鉄道調査」の成果物も期待したい。